プロジェクターの秘密を探る1
なかなか難しいことである
読者から手紙を頂戴した。これまで映像というものには、映画にせよ写真にせよ、特別の注意を払って見たことがなかったが、この連載を読むようになってから、興味が涌いてきたというのである。筆者へのやさしい心遣いとはいえ嬉しいことである。ただ、私の原稿は、前振りは読みやすく面白いが、本題に入ると急に難しくなるとの指摘も受けた。自戒せねばなるまい。一方で、基礎となる知識を既に持っている読者からは、もっと突っ込んだ内容を、という希望もあり、どんな読者を想定するかはなかなか難しいことである。
文字が回る?
しかし、それもこれも、私が映像の制作者であり、光学技術者ではないことによる知職の浅さに起因しており、本題に入ると難しくなるという指摘は、そのための生硬さに違いない。今後は、そうならないよう自分自身の知識を深めていきたいと思っている。さて、それはそうと、前述の読者から次のような質問を受けた。ある劇場で映画を見たが、最後のタイトルロールを見ると文字列が曲っているというのである。想像するに、文字列がぐにやっと曲線的に曲っているということではなく、全体が傾いているか、フレームの上とか下とかが部分的に傾いているということである。
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